唐草模様(からくさもよう)
縁起物として古くから使われている模様で、つる草がはったり、からんだりしている様子を描いものです。和風な図柄としてなじみ深く、風呂敷や獅子舞がかぶっている姿がすぐに思い浮かびますよね。(泥棒の小道具のイメージもありますが...)
つる草の伸びる姿を物事の「発展」に結びつけ、縁起が良いとされたので日用品に使われるようになった。起源は遠く古代ギリシャ。神殿の柱に使われていた文様が、エジプトなどから各地に広がり、日本には奈良時代にシルクロード経由で中国から伝わったそうです。
とても日本らしい文様に思えますが、アラブの国々では今でもモスクの装飾に使われており、ヨーロッパでは「アラベスク(アラブ風の)」と呼ばれているそうです。文化の伝わり方っておもしろいですね。
2010-07-23 23:29
うんちく
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